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Vol.48 ムーンライト・セレナーデ [キューピーマジック]

座キューピーマジックの公演『ムーンライト・セレナーデ』を観に行ってきました。
前回の公演『プリズマティック・オーシャン』に、カミサンの代わりに娘を連れて行ったところ、本人はとっても喜んでいて「また行きたい」と言っていましたが、今回は都合でソワレを観るしか予定がつかないため、子供は家でお留守番にしました。

なんせソワレは19:30開演。
公演が2時間とすると終演が21:30、最終の新幹線が東京駅発22:24。
なかなかちょうどいい時間なんです。
これで終演が10分とか20分とか延びるとかなり厳しい。
下手すると下北沢で走り、新宿駅で走り、さらに東京駅で走ることになりそう。

いやそれどころか、もしかしたら最終に間に合わなくて、泊まって次の日の始発で帰る(翌日の予定の関係で)なんてことになる可能性もあり。
ということで、子連れはちょっと…。
久しぶりにカミサンと二人だけ、愛の逃避行(そればっか:汗)となりました。

ところで今回の演目、7年ぶりですって?
いつの間にそんなになっていたんでしょうか。

てぇことは『愛をあたえることに疲れた天使と愛を奪うことに疲れた魔女の物語』という昔のタイトルを知っている人なんて、かなりレアなファンなんでしょうね。
キューピーマジックという劇団、どの演目も面白くて好きなんですが、この演目は特に思い入れ深い演目です。
ちょうど結婚1年後くらいに観たのが初めてだったので、その時は自分の結婚観が変わるくらいの衝撃を受けたものです。
それ以来、再演を観るたびに当時の気持ちを思い出したりして…。
今となってはワタシにとって、なくてはならない、とても大切な演目になっています。

前置きはこれくらいにして。
以下、ネタバレあります。ご注意下さい。



今回はとても趣向を凝らしたというか、細かいところにこだわった、という印象を受けました。

主人公の緊張癖にしても、以前は『足がバッテン』だけで表現されていたような?
それに吃音をまじえて表現するというのは今回が初めてじゃないでしょうか。
吃音を真似るってのは実はとても難しく、大げさだとワザとらしくて耳障りだし、足りないと緊張感が伝わらない。
なかなか難しい演技に挑戦しているなぁと思いましたが、実際、吃音の表現はとても自然で緊張癖をよくあらわしていました。
人によっては聞き苦しいと感じた人もいるかもしれませんけど、ワタシにとっては逆に台詞が長い時の方が違和感ありました。言葉に詰まる時とガーッと勢いで喋る時との差がありすぎて…。
ま、いずれにしても、今までとはちょっと違う新しい主人公像を感じました。

…って言うか、あれって演技だったんですよねぇ?
マジでかんでた訳じゃないでしょう?(爆)

この恋もまた失敗するんじゃないか、と苦悩するヒロインの辛さ。
中絶した女子高生の悲しみ。
もてあそばれた(爆)中年女性の憤り。

以前はもっとこう、何て言うか…、悪く言うと、無遠慮に胸の奥の感情をわしづかみにされるような感じを受けたような気がしますが、今回の公演はどちらかというと控えめというか、優しいというか…、逆に観ているこちら側が心を開いていきたくなるような、そんな感じを受けた公演でした。
う〜むぅ、ボキャブラリーが少なすぎ。
何か上手く表現できなくてもどかしいですね。

ともかくこの劇団、やっぱり優しいんだなぁ。
基本的に人間を見る眼がとても優しい。
だから安心して観られるのか。
だから構えなくていいのか。
だから自分のことでさえ好きになれるのか。

観ていてとても癒されます。
胸がほんわか温かくなって、暗転の中で何度も一人ニヤけておりました。
やっぱり来て良かった…と。

だんごっぱな。さんのblogを拝見しました。
演ずる側って大変な葛藤があるんですねぇ。
そんなこと観ていて全然わかりません、と言うか、それなのにそういうところも微塵もださずに普通に、ただただ普通に観せる、それがスゴイと思います。

ところで、保険勧誘員のオバサン。
まだ若いのにとってもオバサンしてました。
さらに、ヒロインを抱きかかえて場を去るところなんて、大爆笑っ!でした。
思い出しただけでも笑えます。
これでホントのオバサンになったら、どんなオバサンになってしまうのか。
大きなお世話でしょうが、オジサンはとっても心配です(笑)。

ワタシやっぱり、この演目が大好きです。
結婚間近の人、新婚の人、新婚当時を忘れつつある人、もう既に思い出せない人(笑)。
そんな人は是非二人そろって観に行ってもらいたい。

舞台の上には自分がいます。
傷つき、傷つけられ、悩み、苦しんで、それでも懸命に生きている自分が。
不安を抱えて付き合っていた頃、結婚を前に悩んでいた頃、そんな頃の自分に、優しくエールを贈ってみてはどうでしょうか。
キューピーマジックの舞台を観ると、人間が、自分が好きになります。
自分も、家族も、他人も、とてもいとおしい。
自分を嫌っている人さえも。

帰り道、カミサンに言いました。
「劇場にでっかい風呂敷をかけて役者ごと持って帰りたい」
マジでそう思いました。
みなさんはいかがでしたか?

元気が出たところで、お帰りはコロシアム。
逃げずに戦いましょう(爆)。




帰りの新幹線、ですか?
おかげさまで何とか間に合いました。
時間がないので、出口付近の席を陣取り、アンケートは観る前に書いておいて後は出すだけ、客出しでは役者さんとお話したいのをグッとこらえて、ダッシュで帰りました。
実は前日のソワレに東京の知人が観に行ってまして「良かったよぉ〜っ」ってメールをくれたんで、そこで何時に終わったのか聞いておいたんです。
Webの路線検索を駆使して、前日から何度もシミュレーションしたので、何とか大丈夫でした。

でも…帰宅は25:00。
次はやっぱりマチネにしよう。


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GEN11

アキオさん
そっとnice!をありがとうございます。

ねこさん
いつもありがとうございます。
by GEN11 (2007-12-04 18:28) 

yann

素敵なポスターですねぇ(^_^)
内容を読んでると、お芝居を見に行きたくなりましたよ。
娘の劇団の公演が先日あったんですが、行けなくて(^_^;)
次回は何とか…と思っていたところです。
by yann (2007-12-05 03:03) 

GEN11

yannさん
このチラシの絵。
昔からこの劇団の公演の絵を手がけている小松修さんという方のものです。
ステキな絵でしょ?

↓小松修さんのサイト
http://www.geocities.jp/anotherworld_036/
by GEN11 (2007-12-06 08:47) 

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