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障害という言葉の向く先は [ちょっといい話]

先日、娘の高校で障害者の演奏会があったようです。
視覚障害のご夫婦や、同じく視覚障害の女の子が来て、演奏を聞かせてくれたとのこと。
素晴らしい演奏だったそうです。

最後に何か質問がありますか?ってことになって。
体育館がシーンっと静まる中、ウチの娘だけが手を挙げました。

「周りの人に何か気を付けてほしいことはありますか?」

そんな質問に対し、その方々は

「困っている様子だったり、危険だったりしたら、声をかけてほしい」

というように答えたそうです。
確かにそうです。
遠慮して遠くで見守るだけだったり、気を使って見て見ぬ振りをしてもらっても、障害者は嬉しくないんです。
当たり前と言えば当たり前ではありますが、普段何も不自由のない生活をしている学生たちに、この言葉は目からウロコだったようで、「障害者の気持ち」を想像する、良い機会だったでしょう。
そんな積み重ねで「思いやり」が育まれてくれれば、と思います。




障害者も最近は「障がい者」と書かれることが増えました。
あるいは子供を「子ども」とかね。
「部落」も差別用語だから「地区」とか「集落」と言う。

今回の演奏会で娘はそれを、差別をなくす良いことだと考えたようです。
でも、ワタシはこういう風潮がとても嫌いです。
呼び方や書き方を変えればそれでいいの?って思うんです。

呼ばれる側を思いやって、とか説明されても、違うだろって思います。
あれは、呼ぶ側の心理、なんです。
呼び方を変えることで、自分は配慮している、って安心したいんです。
そこには呼ばれる側への思いやりは何もありません。
障害者を障がい者と書いたところで障害者は誰も喜びません。

「害」という漢字が悪いイメージだから、とか言う人がいます。
でもそれは、その人が使う「障害」という言葉が、障害者その人、その部位を指しているからだと思います。
だから「かわいそう」とか思う。

そうじゃないんです。
「見えない目」が障害なんじゃない。
目が見えないことによって生じる様々な「不便なこと」が障害なんです。
道路の段差だったり、点字ブロック上の放置自転車だったり。

障害者の「障害」というのは、その人が社会生活を営む上で「社会に」何かしらの障害があるから。
社会との関わり合いに障害となるものがあるから。
だから「障害者」なんです。
「障害」という言葉は、人に向かっているんじゃなくて、社会に向いているんです。
「かわいそう」なんかじゃないんです。
「不便」なだけなんです。

だから「障害者」を「障がい者」と書くことが「配慮」だと思ったら大間違いです。
社会との間の障害なんだから「障害」で良いんです。

決して「障害」を人に向けて使ってはいけません。
それは「差別」以外、何も生みだしませんし、何も変わりません。



社会の至る所にある「障害」。
それは一つ一つどれも人間の知恵と努力で解決できるものだと思います。
別に制度がどうとかじゃなくても良いんです。
ちょっとした時にまわりがちょっとだけ手伝ったり、ほんの少し気を使うだけで良いんです。
声をかけたり、手を差し出したり。
それだけでいくつもの小さな障害を減らすことが出来ます。
そうやって少しずつでも障害が取り除かれていって、もしも障害のない社会が訪れたなら。
そうなったら、世界中から「障害者がいなくなる」んですよ。
…揚げ足を取られそうだから正確に書きましょうか。
「障害者という言葉に意味がなくなる」んです。

すごくないですか。
素晴らしい世の中になると思いませんか。
人はそういった努力をすべきだし、それをできるのが人間なんだと思います。
呼び方をどう変えたら自分が気楽か、なんて考えてるのはオカシイのです。



障害者の障害とは「社会との関わりに障害がある」から、という認識が少しでも広まると良いなと思います。
嬉しいことに最近はこのように考える人も増えていますよね。
良いことです。

娘にはそんな話をしました。
微力ですがこの記事をご覧になって「なるほど、そんな考え方もイイな」と思ってくれる人が一人でも増えたらうれしいです。
社会に存在する障害が一つでもなくなりますように。



最近目に入ったツイート。



昔からスターバックスの企業姿勢は素晴らしいですね。
ただ単に障害者を雇用しているだけじゃない。
スタッフ同士がお互い普通に助け合いながら接客しているところが素晴らしい。
ただただ普通なところが。




本当は障害者も健常者もないんですよね。
みんな社会の一員なんです。

なんて…。
久しぶりにblogタイトルにピッタリな記事だった?

img-arbelt-thum01.jpg
Starbucks Coffee Japan



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目覚めると隣に若い綺麗な女性 [ちょっといい話]

先日東京に出張した時の出来事です。

東京で午前中に打合せのため、朝早い上りの新幹線に乗りました。
進行方向に向かって、通路の右側が2座席、左側が3座席。
ワタシは車両中央付近の2座席の窓側に座りました。
それほど混んでいなかったので、隣の座席は空いたままでした。

身体が温まってくると早起きして眠かったこともあり、越後湯沢を過ぎたあたりから睡魔に襲われ、あっという間に爆睡。
そしてふと目が覚めると、大宮の少し手前でした。
すると、寝ぼけまなこの視界の隅で、隣の席に誰かが座っているのに気づきました。
チラリと見ると、20代後半のOL風の綺麗な女性です。
わーい(笑)。

何気なく見まわすと通路の向こう側、3座席の方は、窓側に男性が一人座っているだけで、通路側の2席は空いています。
普通、若い女性ならワタシの隣に座るより、3座席の通路側に座りそうなもの。
オッサンの隣で嫌じゃないのかな?
それでも、綺麗な若い女性と並んで座るのって、男ならいくつになっても嬉しいわけで。
気が重い出張のはずが、なぁんだ良いこともあるじゃん。
朝から幸先いい一日の始まりだぁと、いい気分の単純なワタシでした。

そうこうしているうちに列車は大宮駅に近づきます。
目覚めたワタシがもぞもぞしていると、隣の女性はつと立ち上がり、通路を進行方向へ歩いていきました。
あーぁ、大宮駅で降りるのかぁ。残念。
と思ったのもつかの間、ある違和感に気づきました。



手ぶらだ…。

そうなんです。
バッグも何も持ってない。
普通、新幹線に乗るような人は何かしら手荷物を持っていそうなもの。
それが、右手にただケータイを握っているだけ。
へー、最近のOLはバッグ持たない人もいるんだぁ。
なんてボーっと見ていると。
彼女はなぜか5~6列前の座席にそっと座りました。

へっ?なっ何?
大宮で下りないわけ?



何だか、ワタシが目を覚ましたのがイヤで場所を移ったように見えて、すごく嫌な気分。
それだったら、3座席側が空いてるんだから最初からそっちに座れば良いじゃん。
彼女が移動した席までの距離が、ワタシに対しての嫌悪感を表しているように感じて、今までの幸せ気分が一気にしぼんでしまいました。

そんなに嫌だったんだ。
何もそこまで嫌わなくても…。

そんな気持ちで悶々としているワタシを乗せて、新幹線は東京駅に到着しました。
ガックリと気落ちしたワタシが車両を降りようとすると、その彼女がいました。
なんだ、大宮で降りたと思ったけど、結局東京駅まで乗ってたんだ。
ま、いいけど…。
と思ったのもつかの間。
またまた感じる、あの違和感。



…バッグ!

持ってんじゃん!
彼女は右手にバッグをぶら下げています。
若い女性がビジネスで使うような、黒皮風の普通のトートバッグ。

どういうこと?
落ち着け、落ち着け。
パニックになりかかったワタシの頭の中。
彼女がワタシの隣を立った時、彼女は間違いなく手ぶらだった。
そもそもあんな大きなバッグなら身体に隠れて見えなかった、なんてことは絶対にありえない。
確かに手ぶらだったのに。

何で?どうして?
何がどうなってるの?
ワタシの頭の中で今までの状況を脳内再生。
すると、ある一つの事実が見えてきました。



「彼女は、自分の荷物を置いた座席から離れて、ワタシの隣に手ぶらで座っていた…ということか」


なぜ?
それが意味するものは何だ?
論理的に説明できる仮説はあるのか?
ワタシの頭の中にはただ一つの理由しか思い浮かびませんでした。



ワタシが東京駅まで目を覚まさなかったら…。
いや、東京駅まで待たなくても。
財布か、それとも鞄か。
いずれにしろ、何か持っていくつもりだった?

財布は内ポケット。
鞄は足元。
爆睡中のワタシ。
駅に着いたタイミングで、その気になれば簡単にスルッと持っていけそうな状態でした。

慌てて持ち物を確認。

…セーフっ!
何も取られたものはありませんでした。
あぁ良かったぁ〜〜〜(汗)。





いやいやいや。
それでも人間が好き…でいたい、このサイト。
どんな人間も受け入れてしまうのが、このblog。
何の証拠もなく人を疑うなんてことはできません(キリッ)。
他に何か彼女の行動を説明できる方法があるかも?

例えば。
爆睡中のワタシを置き引きから守るために、ワタシが起きるまで隣で見守っていてくれた。とか。

ワタシの寝顔がとても魅力的だった。とか?

そっ、それだ!きっと(笑)!
そういうことにしておこう!

IMG_2315.jpg

…ということで、カテゴリーは「ちょっといい話」です。


タグ:出張 妄想
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ユーザーエクスペリエンス [ちょっといい話]

昨日某スーパーに買い物に行きました。
色々と買い物の指令を受けていたんですが、お彼岸も来るので、お花と、切り花用の栄養剤も頼まれていました。
うちのおばぁが気に入っていつも使ってるのはこちら。


『クリザール』


いつもなら生花が置かれている近くにあるはず。
ところがいくら近くを見渡しても見当たりません。
しばらく探したものの見つからないので近くにいた店員さんに聞いてみました。

ワタシ「切り花用の栄養剤ってどこにありますか?」

店員 「少々お待ちください」

と言いつつ生花の周りをウロウロ探すことしばらく…。

店員 「…ちょっと今は切らしているみたいです。申し訳ありません」

ないものはしょうがない。
クリザールはまた今度にしよう。
店員さんにはお礼を言ってその場を立ち去りました。


ってことで。
その後、目的のものを買い物カゴにゲットしつつ店内を歩いていると、惣菜売り場あたりで…。

店員 「お客様?」

先ほどの店員さんが小走りで近づいてくる。

店員 「先ほどはすみませんでした。お店で使っているものですが少しお分けします。どうぞ」



もらっちゃいました…。
わーい。

IMG_2244.jpg


さすが教育が行き届いていると感じました。
こういう細かい気配りがリピーターを増やすんですよね。
店の備品を使ってしまい、お店としては損をするところですが、気を良くしたワタシは、いらないものまで沢山買い込んでしまいましたよ(笑)。

肉を切らせて骨を断つ…いや違うか。
「損して徳とれ」ってやつですか?
PCナントカってお店とえらい違いだ。
あそこは「騙して金取れ」だものね(爆)。


ホント、ちょっとしたことなんです。
お客なんてちょっとしたことでイチコロなんです。
本来そういう気遣いができるのが日本人の良いところなんですよね。
とても良い気分で帰路につきました。
あのお店、大好きです!




ユーザーエクスペリエンス関連記事:
 2013/06/26『トイレは終わりましたっ

もらって嬉しかった関連記事:
 2006/12/03『初雪の朝に出会った薄水色のCUBEさん



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子曰く、人能(よ)く道を弘(ひろ)む。道、人を弘むるにあらず。 [ちょっといい話]

子曰く、人能(よ)く道を弘(ひろ)む。
道、人を弘むるにあらず。

人間が道徳を広めるから世の中が良くなるのであって、「道徳や規則さえあれば世の中が自動的に良くなる」というわけではないのだよ。



確かに、法律や道徳は社会の秩序を守るために必要なものですが、定めただけで誰も守らないなら、何の意味も持ちません。
さらに、たとえ守られていても、「なぜこのルールが必要なのか」「なぜ守るべきなのか」を考えることもなく、ただ漫然と従っているだけでは、秩序を守れたとしても社会がよりよく発展していくことはないでしょう。

大切なのは、人々が互いを思いやり、自らが何をどうすべきかを考えたうえで行動することです。
そうした行動が積み重なって、世の中は少しずつ良くなっていくのです。

もちろん「ルールを守りさえすれば、あとは何をしてもいい」などという考えは言語道断でしょう。
一人ひとりが理想の社会を思い描き、それを実現するために行動する。
そう、世の中をより良く変えるのは、私たち一人ひとりにほかならないのです。


21世紀の論語: 孔子が教えるリーダーの条件

21世紀の論語: 孔子が教えるリーダーの条件

  • 作者: 佐久 協
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2013/11/09
  • メディア: 単行本



タグ:論語
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どん底の中で幸せを見つけられるか [ちょっといい話]

先日ある冊子を読んでいて興味あるコラムを見つけました。
有名な児童文学「フランダースの犬」についての内容でした。
日本ではアニメがヒットしたため、物語は皆さんご存知のとおりですが、簡単に掻い摘んでみると…。

主人公は将来画家を目指す少年ネロ。祖父と老犬のパトラッシュと一緒にミルク運びで生計を立てながら暮らしています。
ネロは正直者で絵画の才能にも長けていました。
しかし仕事は奪われ、祖父は亡くなり、住んでいた小屋も追い出され、コンクールに出した渾身の作も僅差で落選。次々に不幸がネロに襲いかかっていきます。
すべてを失ったネロは、クリスマスの前夜、雪の中を大聖堂へ向かい、真っ暗な大聖堂の中に入り込みます。
その大聖堂には、貧しかったため閲覧料を払えず観ることのできなかったルーベンスの祭壇画が掲げられています。
真っ暗な大聖堂でしたが、その時、雲間から射し込んだ月明かりが、憧れの祭壇画を一瞬照らし出すのです。
ネロは喜び、神に感謝します。
その頃、ネロの才能を認めた著名な画家たちが、ネロを引き取って養育しようと思い立ちますが、とき既に遅く。
クリスマスの朝、祭壇画の前で愛犬パトラッシュと一緒に息を引き取り冷たくなったネロが発見されるのでした。


改めて物語を振り返ってみるとひどい話ですね。
ワタシはあまりこの物語を好きではありませんでした。
これと「ほたるの墓」は、あまりに救いがないこともあって、はっきり言ってキライな部類に入っています。
まぁ「ほたるの墓」はさて置き…。

この物語が何を伝えたかったか?という問いについては諸説あります。
「貧困や差別の悲劇」を訴えるメッセージ。
また、特に日本でアニメがヒットしたことから、日本人が持っている「滅びの美学」とか。
そんなものを皆さん感じられるようです。

しかし前述のコラムでは、そうじゃないんだと力説しています。
以下に少し引用します。



-----

(前略)

しかし、再度丁寧に読み返してみると、ネロは祭壇画の絵を見ながら、神様の慈悲に感謝しています。
冷たくなった死に顔には喜びの笑みをたたえていたのです。
このエンディングに大きな意味があるのでしょう。
キリスト教としての象徴的な意味があるのでしょうが、その解釈は宗教家に任せたいと思います。
ここでは、人生における喜びや幸せについて考えてみましょう。

職や、お金、住処、食べ物、名誉があれば喜びや幸せがあると、多くの人は信じています。
しかし、安定した職をもっている人でも、富をもっている人も、食べるのに困らない人の中にも不幸な人はたくさんいます。
幸せは「お金持ち」と、「貧乏人」を差別して与えられるものではないように思うのです。
『フランダースの犬』では、究極の状況の中でも喜びや幸せを感じることができると語っています。

(中略)

結局、どんな状況に置かれていようと、日々の生活の中には、必ず喜びや幸せがあります。
それに気づくことができるかが、重要です。
ネロを不幸せと感じてしまったことは俗物的な幸福感に侵されているのかもしれませんね。

-----



なるほどそうだったのか、と思いました。
「フランダースの犬」はこのラストシーンにより、幸福な物語としても成り立ってしまいます。
不幸な人生だったのか、幸福な人生だったのか。
それは、ネロ自身が決めることなんですね。
ラストのネロの表情がすべてを物語っていると思います。

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トイレは終わりましたっ [ちょっといい話]

先日、県内のある観光地へ行ってきました。
日本海と新潟平野を一望できる、あの山と言えばお分かりでしょうか。
ほとんど頂上までクルマで行けるので、子供らを連れて観光気分。
天気も良かったので景色も良くて、佐渡島がすぐそこに見えました。

見晴台のような公園に登ったり、広場を走り回ったりして、しばらく遊び、そろそろ夕方になるし、帰ろうかといったところで、下の子がトイレに行きたいと言い出しました。
ワタシはここに来てすぐにトイレに行ったのですが、ここのトイレって売店の中を通って反対側の、また外へ出たところにトイレがあるんですよね。
戻るにはまた売店の中を通らないと出てこれないという変な作り。
なので取り合えず、子供の手を引き売店に向かって歩いて行くと…。
何やらもう店じまいをしている様子。

店が閉まったらトイレに行けないな〜、困ったな〜。と思いつつ入り口から覗いてみると、奥のトイレに出る方のシャッターは閉まってます。
あちゃー、間に合わなかった。と一瞬固まったところに、掃除中の若い係員のお兄さんがやってきました。

「あのートイレって…?」

恐る恐る声をかけてみました。
お兄さんは一瞬、どうしようかな…と呟きながらも、何かを決断。

「こちらへどうぞ」

売店横の展望台チケット売り場側にある別のトイレを教えてくれました。
恐縮しながらもお兄さんに案内されて店内中ほどまで来たところで、突然大きな声がかかりました。

「ダメッ!入れないでっ!」

年配の係員が、案内してくれているお兄さんに向かって叫びました。
思わず立ち止まる私たち。
すると今度はワタシに向かって叫びます。

「トイレは終わりましたっ!」

…。
はぁまぁそれはわかってます。
別に無理やり入ってきたわけでもないのに、そんな頭ごなしに怒鳴らなくても良いのでは?
若い係員のお兄さんも、くぅぅ…って困った顔をするのがわかりました。

固まっていたのも一瞬だったでしょう。
こんな人にかまっていてもラチがあかないのは経験で知ってますから、ワタシはさっと引き返しました。

「しょうがない。ソッコー山を降りよっ」

と下の子に言い、手を引いて売店を出ました。
その背中に向かって、また大声が。

「その辺で…」

たぶん、その辺でするなよって言われたんだと思いますが、かまうことはない、というかこっちはトイレが最優先なので、完全無視で出てきました。
若いお兄さんは申し訳なさそうな感じで、途中まで一緒に出てきて、また掃除に戻っていきました。

せっかくムリをのんで案内してくれたのに、結果的に嫌な思いをさせてしまい、そのお兄さんには申し訳ないことをしたなと思いました。
最近の若者はマニュアル世代で決まったことしか出来ないと良く言われますが、本当にそうでしょうか?
接客サービスに限ったことかもしれませんが、TDLとかのサービスに触れたりする機会が多いこともあるのか、若い人のほうが突発的な出来事に対する臨機応変な接客が出来る、良い素地を持っているな〜と思いましたね。

とはいえ、決まっていることを頑なに守り抜くことが悪いことではありません。
だからあの年配の係員も一概に悪いとは言えないとも思います。
ただ強いて言うなら、もっと言い方ってものがあるだろうとは感じました。
「それでも人間が好き…でいたい」なんてこんなblogを立てているワタシだったから良かったようなものの、他の人だったら「もう二度と行くものか!」って思ったはず。
後味の悪い、嫌な思い出…これは、観光地として最もしてはならない接客でしょう。
下の子は、よほどショックだったのか、ふもとのコンビニでトイレを借りても、しばらくは声が出ないままでした。

あえて1分1秒でも過ぎたらお客にトイレは使わせないと取り決めるのも良いでしょう。
それなら、店じまいを始める前、せめて売店入り口に「トイレは終了しました」という大きな看板を出すくらいはしても良いんじゃないかと思いました。
また、売店の営業時間の掲示より、トイレの使用可能時間を掲示するほうが、よっぽど重要です。
空腹は我慢できても、トイレの我慢には限界がありますからね。
さらに言えば看板に「最寄のトイレへの地図」と「所要時間」があればばっちりですね。
それならこちらも、細かい心遣いに感動し、気持ち良く、「また来よう!今度は時間に余裕を持って」とか思うわけです。

もしかすると、あの年配の係員も、たまたま虫の居所が悪かっただけかもしれませんし、早く帰らなければいけない用事があったのかもしれません。
別にそれならそれでも良いのですが、というか、であればなおのこと、如何にお客に悪い印象を持たせないで帰っていただくか、ということも考えたほうが良いと思います。
ぜひ「トイレ終了」の看板は出して欲しいですね。

image.jpg





さてさてそんな事件?があった数日後のこと。

荷物を送るので、ある宅急便の営業所に行きました。
直前までバタバタしていたため、これまた当日発送終了時間ぎりぎり。
あんなことがあったばかりなのに、またかよ…と自己嫌悪を感じながらも、急ぐ荷物ではないため翌日の発送扱いでも良いやと思い、あえて持ち込みました。

急ぐときにはいろいろあるもので、トランクを開けてみたら送り状がない。
やばっ、もしかして忘れてきた?と思いつつ、よくよく探してみるとシートの下に落ちている。
そうこうしているうちに発送時間は5分ほど過ぎていました。
まぁ、それは最初から了解の上。明日の発送で良し。
荷物を抱えて入り口まで行くと、大きな看板が立っている。

「本日発送分受付は終わりました。集荷はできます。そのままお入りください」

そうだよ、そうだよ!
こういう対応。これが普通なんじゃないの?
と思いつつ受付へ。

「お願いします」

と荷物を置くやいなや、受付のお姉さん、バタバタと慌てだしました。

「あっいやっ…」

明日の発送で…と言う隙も与えず。
右手でハンディターミナルを操作しつつ、左手ではラベルを貼りながら、顔も上げずに、お姉さんは言いました。

「今日…送ります…ね」





すっすごい…。
この違いは何だろう。

一事が万事そうあるべきとは言いません。
でも、これが今流行のユーザーエクスペリエンスっていうやつなのかなと思いました。
ワタシ、宅急便はもう絶対ココと決めました。
ただいま顧客満足度最高潮っ、です。

なんだか愚痴で始まったこの記事、最後は猫のおかげで大逆転。
ちょっといい話、ということにさせてくださいね。
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縁起物 [ちょっといい話]

というわけで、今更ながら正月の話になるんですが。

12月の中旬からの大雪でどうなることかと思っていたところ、思いのほか穏やかな年末年始でした。
なんせ、今年はあれが見られちゃったんですよ。
お正月と言えばあれなんですが、ウチの地域ではなかなか見られないもの。
だいたい雪が降ってますからね〜。
実際ワタシは、自宅から見たのは生まれて初めてでした。

その、アレっていうのは…

IMG_1057.jpg
自宅から見えた初日の出

いいことあるかな〜。あるとイイな〜。

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ゾロ目 二連チャン [ちょっといい話]

説明不要ですね。
ではどうぞ。

IMG_0245.jpg

IMG_0383.jpg

お粗末様でした〜。
おそらくこれで一生のツキを使い果たしてしまいました…(泣)。

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赤信号と青信号 [ちょっといい話]

今日Twitterで見つけたつぶやき。

今日祖父を、予約しておいた病院に車で連れていったときのことだ。2つ続けて赤信号に引っかかり不満を言っていると、祖父はクスクスと笑い出した。「お前はいつも赤信号に文句を言ってる。だが青信号を褒め称えたことがないな」。
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Twitterから [ちょっといい話]

・子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行きました。店員さんがその子供の背中に向けてかけた「ありがとうございます」という声が、震えてました。

・避難所でおじいさんが「これからどうなるんだろう」と漏らしたとき、横に居た高校生ぐらいの男の子が「大丈夫、大人になったら僕らが絶対元に戻します」って背中さすって言ってたらしい。大丈夫、未来あるよ。

・停電すると、それを直す人がいて、断水すると、それを直す人がいて、原発で事故が起きると、それを直しに行く人がいる。勝手に復旧してるわけじゃない。俺らが室内でマダカナーとか言っている間クソ寒い中死ぬ気で頑張ってくれてる人がいる。

・4時間の道のりを歩いて帰るときに、トイレのご利用どうぞ!と書いたスケッチブックを持って、自宅のお手洗いを開放していた女性がいた。日本って、やはり世界一温かい国だよね。あれみた時は感動して泣けてきた。

・一回の青信号で1台しか前に進めないなんてザラだったけど、誰もが譲り合い穏やかに運転している姿に感動した。複雑な交差点で交通が5分以上完全マヒするシーンもあったけど、10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。

・物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。

http://prayforjapan.jp/message/
タグ:地震
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